賃貸物件のエアコンが壊れた、誰が弁償!?

賃貸物件のエアコンが壊れた 暮らしのアドバイス
そろそろ交換かもしれないエアコン

既に10月半ば、秋の気配真っ盛りでエアコンの出番はあまり無い時期かもしれません。

そんな時期ではありますが、それでも弊社、賃貸物件管理をしておりますと、入居者様よりご相談を受けます。


「エアコンが動きません、どうしたら良いですか?」


現場である入居者様のところへさっそく訪問。
エアコンが古く寿命といった感じ・・・。
交換かな・・・修理に出せるような代物でもないようだし・・・。


さて本日は賃貸物件でエアコンが壊れた場合、その修理・交換費用は誰が出すのか、という内容です。

一人暮らし向け賃貸物件のエアコンは「設備」が一般的

モノはいずれ壊れます、自然の摂理です。

エアコンも壊れます、致し方ありません。


賃貸物件に暮らしている学生様などの一人暮らしの場合、エアコンが設備で、壊れた場合はオーナーさんや管理会社が直してくれると思っている方が多いとは思いますが・・・。



その通りです。(たまに知らない方もおりますが)


賃貸借契約書や重要事項説明書といった、入居時に交わした書類の中に、エアコンは設備とか備品とか書いてあるはずです。(たまに書いていない場合も存在します)
つまりオーナー側のモノなので、入居者様のモノではありませんから、責任はオーナー側にあるということ。
キッチンの換気扇なども同じ類です。

エアコンについての記載はありますか?

一般的でなく入居者様側の所有となる場合

しかし、エアコンが設備としてオーナー側の所有となっていない場合も有ります。

どんな場合?

①最初からエアコンが付いていない物件だった。

ファミリータイプの2DK以上の物件などには最初からエアコンが付いていない場合が有ります。
入居者様が購入の上取り付けとなりますから、もちろん入居者様の所有物です。

2DK以上のタイプだとエアコンが付いていない物件も有ります

②残置物としての扱い

賃貸物件は自分より過去、いろいろな方がそのお部屋に暮らしていました。
その諸先輩方々がご自身でエアコンを取り付けて、それを撤去せずそのまま残置したというケースです。
オーナー側としては入居者様が勝手に付けたエアコンなので、こちらの責任では無い、という意識が有ります。

現在入居中の入居者様のモノという解釈もちょっと違和感がありますが、この場合壊れてもオーナー側は修理や交換をしません、さらに撤去費用も出してくれないなんて場合も有りますので、要注意です。

エアコンについての記載が契約書類等に無いのにエアコンが付いている場合、入居者様は最初に不動産屋に聞いておいた方が良いです。
万が一の時にトラブルになります、弊社としてもこのケースは最初に念入りに説明いたします。

このエアコンは設備?もしや残置物じゃないか!?

③譲渡物としての扱い

「このエアコンは差し上げますよ。」そんな不動産屋の言葉につられて喜んでいるのは間抜けな方です。
貰ったからにはエアコンの最後の責任を取らなければなりません。
超高級新品同様エアコンなどならば喜んでも良いですが、稼働年数15年以上何時ぶっ壊れてもおかしくないぞエアコンなど、お荷物でしかありません。

またたとえ壊れていなくとも、退居時には入居者側で撤去しなければなりません。

これはかなり悪どいやり方です。普通の不動産屋やオーナー様はそんな事はいたしません。

怖い!怖いょ~!

以上のようなケースの場合、エアコンが壊れた場合、入居者様負担で修理交換となります。

使い方に問題があれば弁償する場合もある

賃貸物件の設備・備品としてのエアコンだとはいえ、扱い方に問題があれば、入居者様に負担してもらうという場合もあります。


多いのはエアコンのルーバーを手で動かして破壊したという場合です。(過去記事)
それから普段のエアコンの掃除を怠っていたが為に、風が出てこなくなった。
リモコンの使い方が乱暴で、壊れてしまったとか。

いろいろですね、要は丁寧に扱ってください。それが一番。


最初に言いましたが通常利用をしていて壊れた場合は、オーナー様や管理会社が対応してくれます。
早めに報告してください。

賃貸物件の設備・備品

借りた部屋にいろいろな設備・備品が付いています。

それらの物は基本的にすべて賃貸物件所有の物ですから、経年劣化などで壊れたりしたらオーナーや管理会社で直してくれるのが基本です。
反対に明らかに入居者様側で壊してしまえば、弁償となります。


一方、設備・備品ではなく、先ほど出てきた残置物という解釈、または消耗品などという範疇で、入居者様側の負担となる物も有ります。

実はこの線引きがあいまいなところも多く、細かいところはオーナーや管理会社の判断によっても変わります。
契約書類に全部書いてあれば良いですが 、なかなかそうもいきません。


「え~なんで~!俺が弁償するの~!?」と思うような場合が出てくるかもしれません。


そんな時は、「いつも使わせていただきありがとうございます、賃貸物件様。」
という感謝の気持ちを持って、修理交換してみてくださいませ。

「ケッ!なんで俺のモノでもないのに、弁償しなきゃなんないの!?」
そんな思いを抱いていると、その後も賃貸物件様を乱暴に扱って、さらにいろいろ壊しますヨ



さて気になった方いらっしゃいましたら、契約書類引っ張り出して確認してみてください。
何も記載が無いようなら、エアコン壊れる前にオーナーや管理会社へ聞いておいた方が無難かもしれません。

後悔しないでくださいね

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