空室管理について

オーナー様向け情報
これはすごい空き家、ちなみに管理物件ではありません・・・。

賃貸物件の管理会社として、切っても切れない空室管理です。

わたくしの現場の感覚として、空室管理については、ここ数年でずいぶん仕事として多くなったと実感しています。
それだけ空室が増えたということですね。

日本全体の問題として、最近クローズアップされていますが、とりあえず今日は、現場のお仕事としての空室管理についてお伝えいたします。

管理物件に空室が発生しました

管理物件に空室が発生しました。入居募集をかけて新しい入居者様を探す手配をいたします。

リフォームやクリーニングを施し、キレイにして募集をかけるのですが、時期によってはすぐに入居が決まるとは限りません。

キレイだったお部屋も、数か月経つと室内はホコリが溜まってきます、またトイレは便器に水が張っていることにより臭い止めの効果があるのですが、時が経つと当然その水が蒸発してしまいます。
トイレは定期的に水を流さないといけないのです。他、キッチン、洗面台なども同様です。

空き部屋の定期巡回

そんなわけで空き部屋は定期的に巡回をして、窓開けをして空気を入れ換え、水回りの確認、清掃をしないといけません。

よく人のいない家は傷みが早いって言うじゃないですか、あれってこの仕事をする前は良く意味が解らなかったのですが、この仕事をしてから本当にそうなんだと実感するようになりました。

建物維持には人の出入りが不可欠です

誰か人が暮らしていれば、お部屋を傷つけたり何かを使えばそれは摩耗します。
当然その分は傷んだと解釈は出来ますが、人が暮らしているとそこには人の息が有り、それがお部屋の生命維持につながっているように感じます。

空室になったとたん、その生命維持が絶たれ、時間と正比例して傷みが増していきます。
その傷みは人が暮らしていた時の傷みとは全く別の、風化する傷みとでも言いましょうか、色あせていくような感覚の傷みです。
物件にもよりますが、放っておけば1年と経たずお部屋は掃除程度では元に戻らないほど、再起不能まで傷んでしまうことも有ります。
そうなってしまえばリフォームしなければなりません。 そうならないために定期的に空き部屋の巡回をしています。

ガチャっとドアを開けた瞬間の、長期間住んでいなかったお部屋の、なんともいえない気配は気持ちの良いものではありません。1~2時間窓を開けて新鮮な空気を入れるだけで様子が変わります、不思議なものです。

空き家問題の現場にいます

やはり建物は人が住んでなんぼです、人が暮らしていると建物はいつまでもいきいきとそこに建っていられるのです。
昨今の空き家問題も深刻です、末端の現場をいつも見ていますが、今後さらに大きな問題となってくるような気がします。

また機会がありましたら、そのへんについては書いていきたいと思います。

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