知床遊覧船事故とかぼちゃの馬車

知床半島とかぼちゃの馬車 法律
すげぇ違和感

めちゃくちゃなタイトル付けました。

知床遊覧船事故とかぼちゃの馬車・・・。
わたくしは知床遊覧船事故が起こった時に、かぼちゃの馬車を思い出したのです。



は?

知床遊覧船事故

ご存知の通り、遊覧船会社の荒天時の無理な運航が原因による転覆事故です。
社長の放漫な態度に始まりズサンな経営がいろいろと取り沙汰されました。

その中で社長が「国にも事故の責任が有る」と陳述書に記載し大炎上となりました。

あ~そういう事言っちゃうのね・・・。

自分の会社のダメっぷりを棚に上げて、国のせいにする。こういう事をすると同業者はマジ切れしますね。
なぜなら、こうなると国は規制強化に動きます。既に国交省は運行管理者設置の義務や、海上運送法の改正などを視野にいれているようです。
今までと同じようには遊覧船は営業出来なくなり、何かと規制がかかり、業者は大変でしょう。

コロナの影響でただでさえお客さんが来ない時、余計な出費や労力がかかってきます。

辞めちまおう!そんな社長さんも出てくるかもしれません。

こんな場所で事故起こすなんて

賃貸住宅管理業者登録

そしていきなり不動産のお話。
令和3年6月15日、賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律が全面施行されました。

猶予は1年、令和4年6月15日までになんとかしろよ。


へ?何の事だ!?


法律の内容を簡単に説明すると。賃貸住宅を管理する輩を適正化するよ、登録制にして、管理者を配置して、更新も5年に一回、宅建免許と同じだね。守らないと罰則も有るよ。
そんな内容(とってもざっくり)です。

国交省発行の概要です、お時間有る方ご覧になってくださいませ。


実は今まで、賃貸住宅の管理は不動産屋(宅建業者)でなくても出来たのです。


「宅地建物取引業」この言葉の通り、取引だけであって管理とは書いていません。
つまりどこぞやのおっちゃんが、「このアパートは俺が管理しているから、家賃やら敷金やらは俺んとこ持ってこい」と言っても問題が無かったのです(実際にはそんな人はおりませんし、いたとしても誰が信じるかということですが)。

現実には宅建業者が取引の後、自動的に管理まで行ったり、又は大家さんが管理をしたりしていますね。
なんとなく、なぁなぁになっていた賃貸住宅管理という分野を、しっかり法律に則ったものに今回したという事です。

今回の法律も200戸以上の管理をしている業者が対象、となっています。だから大家さんや少ない管理しかしていない不動産屋は関係ありません。
弊社は該当します、登録しないといけないので、ぎりぎりでしたが登録いたしました。


この法律が出来たきっかけが「かぼちゃの馬車」なのです。

かぼちゃの馬車

ご存知でしょうか、かぼちゃの馬車。シンデレラではありませんよ。

2018年に起こった事件です、詳しくはネットで調べてください、たくさん記事が出てきます。

サブリースなる賃貸保証を売りにして、銀行とつるんで悪の限りをつくした事件です。
ほんっとに悪いやつらですよね、未熟な投資家をだまして、融資させてアパート建てさせて、管理して管理出来なくで、どーもすんません、ほなさいなら。


・・・シンデレラレマセン。(何かおかしい)


この事件がきっかけで賃貸住宅管理業者登録制度が出来た、といっても良いでしょう。
他にも時代背景として、賃貸住宅の管理は不動産屋がする、という流れがあったのも事実ですが。

事件の現場はシェアハウスでした

いずれも業者への監視強化の法改正

知床遊覧船事故もかぼちゃの馬車も、国が法改正に動くきっかけになっています。この法改正が社会の円熟化を目指しているのならば良いと思いますが、どこか業者を締め付けているだけのように思えるところも有ります。

そして遊覧船の運行管理者についての登録制度についてはわかりませんが、賃貸住宅管理の登録には費用がかかります、登録税です。


税金ですよ、税金。税金納めるんすよ。おかしくないっすか。


すでに全国から、ざっと億の金が集まっています。



国はホクホクやね。

え?天下りのポスト確保!?

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