去る令和2年10月17日に、東海大学は硬式野球部員が大麻のような薬物を使用しており警察に相談したと発表いたしました。
数人が野球部内寮で使用していたということで、大学への通報により発覚いたしました。
東海大学野球部の環境
このような事件が起こり、わたくしとしては全くもって残念としか言いようがありません。
以前このブログでも書かせていただきましたが、東海大学野球部とは少なからずご縁があり、数人の部員の入居の斡旋も行っておりました。(その記事はこちら)
わたくしスポーツという世界は全く無知で、現在の大学生がどのような経緯で薬物に染まるのか、想像すらつきません。
野球部員は東海大学湘南キャンパスからは少し離れた場所に専用のグランドが有り、そこに併設された寮で暮らしています。
以前野球部員に聞いたことがありますが、周囲は小高い山に囲まれており、幽閉されているようだと言っていたことがありました。
たしかに日々練習をして、その隣にある寮で暮らし、大学で授業が有るときは、そこから2kmくらいの距離を自転車で移動しています。
またその移動中は田畑が広がるのどかな風景で、大学生にはあまりにも刺激が少ない道中です。
閉塞感が有りこれはストレスが溜まる暮らしをしているな、と想像できる環境でした。
寮という閉鎖空間
東海大学は強豪校です、やはり強くなるためにはそれだけ大変な練習や日々の暮らしをしている、野球に限る事ではありませんが、スポーツの世界は過酷だって思っていました。
そんな部員百数十人が暮らす寮です、毎日練習で外からの情報が少ない部員達に、安易なかたちで薬物が入り込んできたのでしょうか、複数人により判断が鈍っていたのかもしれません。コロナの影響でさらに自粛、ストレスが溜まっていたとも考えられます。
しかし興味本位で使用しただけが、大きな代償となったことは事実です。
無関係部員達の絶望感
ニュースでも取り上げられていますが、今後の活動が停止となりました。無期限停止です。
いずれどこかで再開される事を期待しますが、今現在はそんなことを言っている場合ではないということですね。
すでに4年生は活動をほぼ終了している時期ですが、3年生以下の部員達の影響は計り知れません。
事件とは無関係な部員の連帯責任というものの在り方については、スポーツ界無知のわたくしがどうのこうの言う立場では無いので言いませんが、彼等にしてみれば人生を左右するような一大事ですので、何かしらの救済措置があっても良いかとは思います。
これではあまりにもかわいそうです。
すでに新一年生として合格し活動が決まっている高校三年生もおります・・・。
今後の野球部について
今はまだ先の事など見通せる状態ではございません。
現在警察が寮を家宅捜査し部員から事情調査をしている段階です。
逮捕者が出たわけではありません、大学は先手を打ったのです。
取るべき責任はあると思います。個であり部であり大学としても。
ただ地元の応援者として無責任な発言ですが、どうか早く元通りの強豪東海大学野球部にもどって欲しいと願います。
それは実力だけでなく精神的にもです。
大変だとは思いますが、頑張ってください。
コメント