世の中には間取図好きの方がいらっしゃるようで、不動産屋のチラシの間取図見ながら、いろいろ妄想するらしいですね。
ま、他人の趣味に口出しするつもりはございませんが、作る側からすると、何が楽しいのだろう???
と不思議でなりません。
間取図を実際に作ってみました
本日は実際に間取図を作成する過程をご紹介いたします。
一体誰の何に?
いえいえ、それを言ってしまうと元も子もありません。こんな風に不動産屋の間取図は出来上がっているんだよ、ってことをお客さんにご紹介するのです。
お付き合いくださいませ。
売買一戸建て間取図や賃貸ワンルーム間取図など大きさはさまざま
弊社は賃貸物件をご紹介している不動産屋なので、間取図はお部屋単位で作成するのがほとんどです。
ワンルーム、1Kなど小さなお部屋が多い為、間取図作成は比較的短時間で作成できます。
ただ膨大な量なので、数こなすために作業効率の良い方法を重視いたします。
いろいろ試行錯誤の上、現在の方法となりました。
間取図を作るために現場で作図
間取図の情報を得る為に、現場で作図します。
当然の事なのですが、実はこれが一番手間がかかります。現地に行かなければなりません。
不動産業界は情報の著作権という概念が希薄です。平気で他社の写真や間取図を使い回します。
まったくよろしくありません!
弊社は現地行って、資料集めてきます。これが一番大変なのです。真面目な会社なのです。
このへんの話はまたあらためていたしましょう。
今話し出すと、これで終わってしまう。
現地での作図方法
さて今日は弊社管理の物件「シャイニングローズD号室」の間取図作成いたします。
まずは準備としてこちら
なんだこれ?
お手製の方眼紙です。エクセルで作成しました。
なぜこんなものを?
建築物には一間(イッケン)という単位があります。詳細はこの場では省きますが、その建築物の基準となる単位で間取を書いていくと非常に簡単に作成できます。
もちろん全部の建物が当てはまるとは限りませんが、ある程度この基準で収めることができます。
マス目一つが半間です、これを基に書いていきます。
裏返す
このまま書くと、よくわからないので、この用紙を裏返します。
紙の質にもよりますが、安っすい薄い紙だとマス目が透けて見えるのです。それがベスト!
透けたマス目を目安に、間取を書いていきます・・・。
ここまでものの5分です、あっというまです。間取りによってはもっと簡単だったりします。
2LDK、3LDK、一戸建てなんかだとけっこう大変ですね・・・。
慣れた結果かなり早く現場で作図することが出来るようになりました。
写真を撮って確認する場合もある
現場で作図と同時に写真を撮ってくることも多いです。
いざ事務所でパソコンで作図し始めると、あれ?なんかおかしい?ってこともありますので。
写真を撮っておいて、後で確認する場合もあります。
建築図面などから間取図を作図することはあまりない
このように、不動産屋がお客様向けチラシに必要な間取図は、現地に行って情報を集めて作図することがほとんどです。
いえ弊社のような賃貸関係の不動産屋の場合かもしれません。売買一戸建ての不動産屋チラシは建築図面が有りますから、それから間取図作れますものね。
賃貸関係の不動産屋は、建築図面をもっていることはほとんどありませんから、現地に行くしかありません。
そして作っているのです。
それでは現地で得た情報を基に、間取図を作成して参ります。
なんだか長くなりましたので、事務所戻ってパソコンでの作業は後半でお伝えいたします。
<つづく>
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