家賃持参というこだわり

不動産屋のお仕事
家賃持参してもらってます。

本日は弊社のお仕事についてご紹介させていただきます。
表題通りです、家賃の持参についてでございます。

弊社は学生入居者さんには、家賃を駅前にあるうちの事務所に持参していただいております。

もう何十年と変わらず、持参してもらっています。

学生様がお部屋探しをされて、お部屋を決めました。入居の申し込みが始まって必ずご説明するのですが、中には、え?っていう反応をされる方もいらっしゃいます・・・。

昔は家賃持参が当たり前だった

昔は家賃持参が当然でした、大家さんに毎月持参していたと思います。
それがいつの頃か振込となり、今では家賃保証会社が代理で振り込むなんてケースも有ります。

時代の流れとして理解できるところはありますが、わたくしはなんとも無機質で悲しい事だなと思っています。

いいんです、支払いが振込で問題無いようなものならば。
ほとんどの場合ですが、水道代や電気料金、携帯代など、コンビニ支払いや自動引き落としで良いようなものはたくさんあります。

でも家賃は違うと思うのです、なぜなら暮らしていれば大家さん、弊社のような管理会社、近隣住民などとのお付き合いは避けて通れない部分です。

いざ暮らしていてトラブルが発生したら誰に相談するのですか?その時の相談役とは懇意にしていた方が絶対に良いのです。

顔を見る事の大切さ

一人暮らしが初めてという学生さんがほとんどですので、いろいろ起こる暮らしのトラブルを、相談され解決しています。

毎月の家賃を持参する際に相談してくれる方もいらっしゃいます。

また持参していただくことで、月一回ですが様子を見る事ができます。
大学生活が始まっていきなり派手になる女子学生さんなんか、どうしちゃったの!?って思います。お母さん知ってる?心配しちゃいますね。


すべての学生様に持参してもらうことで、物件に暮らす方をすべて把握出来ます。

例えばお隣さんと音のトラブルが発生すれば、ご本人は見ず知らずのお隣さんかもしれませんが、弊社は良く知っているわけです。どんな方が暮らしているかわかっているわけです。
そんな時はすぐに弊社へ相談してください、臨機応変に円満に解決できます。

これはとっても大事なことです、決して直接怒鳴り込んだりしないでね。
大きなトラブルとなります。

弊社が生存確認いたします

それから毎月の家賃が突然滞るなんて要注意です。
滞納すればこちらから連絡します、そして連絡しているのに繋がらない、さらに注意です。

ご実家の親御さんに連絡して、ご本人に連絡してもらうように手配します。
親御さんからも本人と連絡が取れないと言ってきました・・・。


おぉっと!これはヤバイかもしれないよ~!


こうなったら現地のお部屋へ向かいます、玄関ドアをバンバン叩きます!!
すると奥からガタガタと物音が・・・本人が出てきました。・・・一安心です。

私「どうしたの、最近?」
学「いや、ちょっと・・・」

玄関から部屋をのぞくと、ゴミだらけ。まともな生活を送っていません。

私「お父さんお母さんとも連絡してないでしょ、心配しているから今ここで連絡して」
学「はい、すいません」

翌日、お母さんが実家からすっとんできました。
どうやら学業がうまくいかず、自暴自棄になっていたようです。ご本人こっぴどく怒られたようです。

かなり反省したようで、その後家賃滞納は無くなりました。

家賃持参は弊社のこだわり?

自己管理も人生勉強の一つでしょうか、家賃支払いも金銭管理の一つ、それも人生勉強かと思います。

家賃持参は古臭いですが、必要です。


今後も続けて参ります。

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