火災発生!

不動産屋のお仕事
うぉぉ~!燃えてる~!

ブログを初めてまだ1ヶ月。今日の話はすでに3ヶ月以上前の話ですが、やはり書いておこうと思い書きました。
弊社管理物件の隣地で火災が発生しました。長い事賃貸物件管理の仕事をしておりますが、さすがに火災は初めてです。当時の状況をお伝えいたします。

管理物件隣地より火災発生

朝8時半頃、わたくしはまだ出社する前に、管理物件の隣地で火災が発生しました。
木造二階建ての住宅はあっという間に炎が燃え広がり、消防が到着するころには建物全体に火が回っていたそうです。
ちなみに人的被害は有りませんでした。 火災の原因ははっきりわかっていないようですが、誰もいない場所で火の手が上がったようで、電気系統の不具合で起こったのではないかとの事です。

隣地弊社管理物件も被害

そして隣地に有る弊社管理物件にも被害が及びました。
木造二階建ての建物側面一枚の壁が焼け落ちてしまったのです。 幸いにも建物全体までに被害は及ばず、一階事務所、二階住居のこの建物は、とりあえず利用できなくなるほどの損害とまではいきませんでした。
被害建物敷地内にオーナー様も住んでおられ、いきなり隣家が火事になったわけで、驚いたことでしょう。ちなみにオーナー様宅には被害はありませんでした。

燃えたアパート、右手前が火災発生宅

火災発生の住人とオーナー様とは共にここに長い事住んでいる地主様で、当然ながらお隣同士で交流があったようです。
通常こういった場合は、弊社のような管理会社がお隣との窓口となるのでしょうが、今回はオーナーさんがすべてそれらを行いました。
先方より申し訳ありませんでしたのお詫びもあっただろうし、オーナー様も住居を失ったお隣さんに、励ましのお言葉もあったかと思います。

今回は管理会社として直接そのお隣さんとお話をする機会は有りませんでした。

損害を受けた物件の再生にのみ神経を集中できたのはありがたかったです。

火災保険会社と修理業者の手配

オーナー様は通常物件に火災保険をかけております、このような万が一の災害に対応するためです。今回も火災保険を利用させていただきます、というかその万が一が発生したわけですね。
保険会社と電話相談にて、被害の復旧にかかる見積を出さねばなりません、まずはそれをやっていただける業者選びです。

なかなかケースとして稀なのでお断りもされましたが、引き受けていただける地元の良く知る工務店が見つかりました。

そしてちょっとびっくりだったのが、いきなり知らない方から「あそこの火事のあった○○って建物のリフォームいたしますよ、建物におたくの看板がかかっていたので電話しました。」って既に引き受けてくれる工務店が決まった後に、営業の電話がかかってきました。
「いえ既にお願いしている業者がいるので結構です」とお断りしましたが、・・・すごいですね。
火災を現地でたまたま見たのか、どこかで情報を取得して現場に弊社の看板があったから電話してきたのか、いずれにしてもなかなか根性のある営業です。

現地調査確認

さて、お願いした業者の見積ですが、現場の燦々たる状況に、わたしなんかどこから手を付けてよいのやらと思いましたが、業者さんはいろいろ細部まで損害について判断を下しておりました。
炎で焼け落ちた壁は表面だけなのか、壁の中奥まで火が通ってしまったのか(なんだかステーキの焼き加減みたいですね)。
給湯器だめだね、樋は溶けちゃってるじゃん、部屋の中の畳も濡れてだめになっちゃってるよ・・・。



消防さんが延焼防止の為にじゃんじゃん水をかけていただき、おかげさまで室内はびっしょりです。
たまたま偶然にも被害のあったお部屋は空室で、人が住んでおりませんでした、本当に不幸中の幸いでした。

今後見積が出てくる予定です、それを保険会社へ提出します。全額降りてくれると良いのですが・・・。いや全額降りなくとも直さないわけにはいきませんな、オーナー様と相談です。

鎮火後

 お昼12時になろうかという頃・・・鎮火して、消防、警察、野次馬などたくさんの人々がいる中、
物が焦げた、嫌な臭いが立ち込める、やれやれといった雰囲気のする現場で、

オーナー様が言った一言が忘れられません。

「朝は風が無かったんだよ、あれ風下になっていたら、全部燃えちゃってたよね」

<つづく>

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