以前、東海大学前駅周辺のスーパーをいくつかご紹介させていただきました。
この街に暮らす皆さまの大事な生活必需品を扱うスーパー、なんと閉店のお知らせです。
残念です、本当に残念です。
なんと二店舗閉店
一店舗だけではありません、なんと二店舗です。
偶然にしても、おいおい困ったもんだね。
学生様を始め周辺住民にとっては死活問題です、その後の事は・・・わかりません。
そんなに売り上げが悪かったようには思えませんし、需要も十分にあったような気がします。
昨今の物価の値上げに対して、仕入れ原価を売値に転嫁できなかったのでしょうか。
人件費高騰も有り得ますが、もっと複雑な原因が有るかもしれません。
それでは閉店の二店舗ご紹介いたします。
グルメシティ大根店
グルメシティ大根店です。
もう東海大学前駅に暮らしている方ならば、知らない方はいないと思います。
昭和の時代からこの場所で営業しています、わたしが子供の頃からありました。
オープン当時は忠実屋というスーパーでした。
1977年(昭和52年)営業開始、既に40年以上経過しています。当時と同じ建物です、老朽化も閉店の一因のようです。
食品を扱う1階フロアは24時間営業です。最近24時間営業をするスーパーはほとんど見かけなくなりましたが、ここは長らく24時間営業です。
駅近でもあり、周辺には学生様もたくさん暮らしています。
深夜に徘徊する彼等にとって、それはそれは心強いパートナーであった事でしょう。
コンビニとは品揃えの規模が違いますから。
本年度末で無くなっちゃうそうです、どうします?学生様?
以前のブログはこちら
トライアルbox秦野店
もう一つはトライアルbox秦野店です。
出店してからおよそ5年での撤退です、ちょっと早いよトライアルさん。
こちらはスーパーの規模からしても小さいものですが、立地が立地だけに周辺住民にはかなりのダメージが有ると思われます。
なぜならそれは、下大槻団地の中にあるからです。
下大槻団地は以前ご紹介させていただきました。
昔の公営団地、今のURです。
東海大学前駅からバスで約10分、駅徒歩圏内では無いこの団地は、周辺に買い物する場所がこのスーパーしか有りません。
特に団地に暮らすご高齢者様はこのスーパーを利用していた方が多いでしょう。
こちらのトライアルは店内の商品表示がすべて税込み表示になっています。
一瞬「あれ、高い?」って思うのですが、いやいや税込み価格だからむしろ安かったりします。
よくありがちな、レジ通したら予想よりも高かったという、若干騙された感有り消費税マジックがこのスーパーには有りません。
とっても買い物客に親切なスーパー。
令和5年10月29日で閉店です、どうします?ご高齢者様?
以前のブログはこちら
下大槻団地の買い物状況
以前もこの場所で営業をしていた「まるだい」というスーパーが閉店後、現在のトライアルがオープンするまでの約半年間、団地内で自治会が朝市を開くなどして、地域の方をサポートしておりました。またその状況に逆戻りという事になってしまうのでしょうか。
周辺に生鮮食料品を扱うお店は無くなってしまいます、あえてならばクリエイト(ドラッグストア)またはローソン100(コンビニ)という事になります。それでも団地の場所によっては徒歩10分くらいはかかります、なかなかご高齢者様にはつらい距離。
残念なことに団地内はアップダウンが多く、自転車移動には不向きな土地でもあります。
買い物難民などと言う言葉も有ります、社会的問題としても取り上げられていますが、この下大槻団地のこの状況はまさにそれに該当するかと思います。
跡地に新しいスーパーが出店すれば良いのですが・・・。
今後の状況をご存知方いらっしゃいましたら、コメントにでもお知らせくださいませ。
大規模店舗(郊外型大型スーパー)の弊害
今日本では郊外型の大型スーパー(ショッピングモール)が増えています。
わたしが暮らしている秦野市でも、周辺の市を含めれば相当な数のショッピングモールが有り、今年も4月にオープンが有りました。(ジアウトレット湘南平塚イオンモール)
駅からは数キロと離れている場所にオープンしました、よってアクセスは基本車です。バスなどでも行けますがあまり現実的ではありません。
きれいな施設にいろいろな店舗が出店しており、アミューズメント施設も有り、こういったショッピングモールはレジャーとして出かけて行くという感覚を持っている方は多いのではないでしょうか。
もちろん生鮮食品も置いてあります、ついで買いでもありませんが、こういう場所で普段の生活必需品を揃える方もたくさんいらっしゃると思います。
車中心の生活をしている方は、ごくごく自然な暮らしぶりです。わたくしもこのような暮らしをしています。
それが弊害として、駅前を中心とする商店街などの衰退を招きました。
よって自家用車を持っていない方や、公共交通機関の無い、またあったとしてもとても不便な状況の場所に暮らしている方は、先ほどの買い物難民となってしまう訳です。
都心の車社会ではない駅前商店街が繁栄している街と、地方の郊外型スーパーの有る車社会の街、その二極化が進み、その中間にある地域や移動手段の無い人たちが迷惑を被る図式が出来上がっています。
そして対象となりやすいのはご高齢者様。なんともいただけませんな。
中長期的な政策による歪みのようなものですから、すぐに改善されるようなものではありません。政治にどうにかしてもらいましょう。
街の衰退は、弊社のような不動産屋にも影響を与えますし。
なんでしょうか、スーパーの閉店情報のつもりが、話が大きくなりました。
そんな偉そうな事を言うつもりはありませんです。
ショッピングモールが悪いとも言っておりません、わたくしも利用させていただいておりますし。
一介の街の不動産屋ですから。
どうもすみません。
コメント
グルメシティもトライアルboxもよく利用していたので、閉店してしまいとても残念でした。あれからトライアルbox秦野店があったところにダイソーがオープンすることが分かりました。2024/04/26にオープンするようです。