万年床の危険性

暮らしのアドバイス
キレイだったフローリングがとんでもない事に!

学生さんが万年床で暮らしていました、大学生活4年間ずっと布団を敷きっぱなしでした。

6帖一間の暮らしですから、布団をしまうはずの押し入れが他のモノであふれ、しまう事ができませんでした。
いつからしまう事が出来なくなったのか?

ほぼ入学した当初からだそうです・・・。

結果論的万年床の事象

何でそうなったのか聞いてみたところ、入居の時に引っ越しが終わったら、思ったよりもたくさんの家財で、しまう場所が無かったそうです。
とりあえず床に布団を敷いて、いずれベッドでも買おうかと思っていたそうですが、そのまま4年が経過したそうです。

敷いた床はフローリングでした、木材にニスが塗ってあり、つるつるしています。
サッと敷いた布団は何の問題も無いようです。

きれいな板張りに敷いた布団は意外にも気持ちよく、新たにベッドを購入する意欲も無くなり、このまま特に気にすることなく暮らし始めてしまいました。

さて4年後・・・

大学生活も円満に終了、晴れて卒業、この物件から退居する日も近づいてまいりました。

引っ越し作業が始まり、家財道具を動かし始めます。
大型の机や棚などは、4年前に持ち込んで、そのまま動かしません。
それと同じように布団も動かします。


そして事件発生!!


全く4年間動かさなかった布団の下は、なんと白っぽく変色しております!

フローリングの表面に塗ってあるニスはすっかり剥げ落ちていて、フローリングの木材までも腐食してしまっていました・・・。

長期間の湿気と温度によりフローリングが傷んだ

ご本人悲鳴が上がります!

まさかこんな事になっていたとは!


4年間暮らしていて引っ越し作業を始めたら、初めて気が付く事です。そりゃ驚きますわ・・・。

布団の敷いていた場所以外はきれいで、それがまた見事なコントラストで、よりいっそう目立つのです。

参考写真です、まだまだ甘いです。こんなもんじゃ無いレベルに達する事案有り。なんだか事故物件みたい・・・
(画像引用元:http://mysimasima.com/

万年床の健康被害より経済被害を心配する不動産屋

万年床は若い学生さんの場合、新陳代謝が良く発汗が激しいので特によろしくありません。湿った布団と体温であっというまにカビが生えます、それをそのまま気が付かず放置して悲惨な最期です。

万年床の問題としてもちろん健康被害が第一ですが、学生さんには同じくらい経済被害が大きいのではないでしょうか、わたくしはそちらを心配します。退去時の損害金は大きいです。

当然ですが万年床はダメです、たまには布団は干しましょう。干せないまたは干さないならば、せめて布団の下にスノコを敷く、このくらいの事はした方が良いです。


気が付かなかったでは済まない事例です。

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