<つづき>
さて昨日お話しましたゴミ屋敷問題後編です。(前編はこちら)
初めて室内を確認しに行って度肝を抜かれましたが、その後この部屋を処理していきます。
わたくしがどうにか出来るようなレベルではございませんので、プロの方におまかせです。
良く知る方で、こういう無理難題を引き受けていただける方がいらっしゃいます。とても頼りになる方です。さっそく電話してみました。
私「あ、もしもし~。ちょっとゴミが散らかっているお部屋があるんだけど、処分してもらえないかなぁ~・・・」
プロの業者へお願いしました(ちょっとだまし気味に)
業「お久しぶりです~、ゴミの処理ですね、了解しました。室内ですか、全部片づけちゃって良いのですね」
私「はい、根こそぎ持ってっちゃってください。入居者は室内すべての物の所有権を放棄しましたので、気兼ねなくどうぞ。もしかしたらお宝あるかもしれませんよ・・・」
業「ほんとですか!そりゃいいですね。さっそくお伺いいたします」
私「最初に前金(処分費用)として、いくらかお渡ししますよ。その方がありがたいでしょ」
業「ありがとうございます!とっても助かります!」
いくらか渡してしまえば、業者さんは最後までやり遂げなければなりません。途中で出来ませんでしたとは、なかなか言いにくくなります。
まだ室内見ていない状態で、数万円の費用を渡しました。うひひ・・・。
業者唖然・・・
カギを渡して業者さんさっそく現地確認です・・・。そして戻ってきました。
業「なんですか・・・あれ?」
私「どうぞ、よろしくお願いいたします」
業「・・・」
だまされたと思ったかどうかはわかりませんが、引き受けていただけました。
ざっくりお見積りをお願いしようも、どんだけゴミが出てくるかちょっとわからない、との事で。まずはとりあえずやってみましょう、となりました。
ゴミ屋敷解決へ向けて作業開始
業者様、何人か人員を確保して、搬出向けのトラックをチャーターし、作業が始まりました。
まだ暑い時期でした、室内相当の悪臭です。
救いは窓を開放して良いということ、このようなゴミ屋敷は、近隣への配慮や本人の希望などにより、事情によっては密室の中での作業となる場合もあります。
今回はさほど目につく場所でもなかったので、どうぞ窓開けて作業してくださいと承諾いたしました。
どんどんと運び出されるゴミ・ごみ・塵・・・
あっという間にトラックいっぱいです。
幾度となくゴミを処分しにトラックは往復です。このトラック何杯分が費用の目安です。
一杯いくら、です。
作業日程数日ですべて搬出完了しました
途中処分方法でこずったようで、思ったより時間がかかりましたが、それでも実質数日の作業日程ですべてのゴミが搬出いたしました。
作業中はすさまじい量の昆虫(G)と格闘したそうで・・・
ご苦労さまでした・・・(想像したくねぇ)
ゴミの処分の他、室内の原状回復も必要
すべてゴミが無くなったお部屋は空っぽです。
でも、とてもこれからすぐに人が住めるような状態ではありません。
あとはクリーニングを施せば元通り!とかいうレベルで無く、室内設備・備品が傷みまくってます。
ほぼフルリフォームが必要です、こんな状態では・・・。
今回オーナー様より依頼を受けたのはここまででした。
費用の負担や今後のことについては、入居者様と相談していくそうです。
ゴミ屋敷に住む住人の精神について
ネットなどで検索すると、ゴミ屋敷に住む人間の精神状態について考察しているサイトがいくつか見つかります。
それらサイトを見ながら、今回のゴミ屋敷の住人がどのような思いであそこに住んでいたのか・・・どのように暮らしていたのか。
想像するも
想像するも
だめだ、想像できない。
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