弊社賃貸物件管理をしております不動産屋です。
賃貸アパートや賃貸マンション、それらの管理をしていると色々な事が起こります。
今回はそんな賃貸物件のキッチンにある換気扇、それが動かないというケース。
頻繁にあるかといえばそんなにも無いですが、全く無いわけでもない事です。
それでは換気扇が動かないという場合の対処法、お伝えいたします。
換気扇が動かない原因
ほぼ経年による故障がほとんどですね。モーター部分が壊れてしまっています。
うんともすんともいいません、再生不可、交換です。
その他の原因としては、電源コンセント部分が壊れていたとかあります。電気が流れていませんので、これもうんともすんともいいません。
う~う~モーターが唸っているのに動かないなんて場合もありました。
油がべっとりとプロペラに付いていて回らなくなっていました。(少しは掃除しろよ入居者)
冬場の寒い時期は、換気扇に付いている油も硬く固まっていて、それが接着剤のようになっているのです。
換気扇下のコンロを使い始めると温まって回り始める・・・そんな車の暖気運転のような仕様のキッチンも有りました。
退居明け渡し時に判明
さて先日、物件の明け渡しがあった時、退去者が換気扇が壊れてしまったと言ってきました。
現地確認しましたが、確かにモーターが壊れているのか動かない・・・。
どんな経緯で壊れたのか、見ただけでは正直わからないです。
私「ぶっ壊したかい?」
退「いえいえ、自然に壊れたんです」
私「本当かい?」
退「本当ですとも」
見たところかなり古い換気扇、普通に使っていてもそろそろ寿命かな・・・。
経年による故障と判断しました、よって今回は退居者への負担は無しです。
換気扇交換してみる
退居後、換気扇の交換をしてみます。
モノさえ用意しておけば、そんなに交換作業は難しくありません。もちろん電気屋さんにお願いしても良いですが、自分でやってみます。
今回は、システムキッチンの換気扇ではありません。賃貸物件についている比較的安価な換気扇です。
システムキッチンの換気扇は、そんな簡単には交換できません、壊れた場合は専門業者に依頼した方が良いでしょう。
では現場にて交換作業です。
まずは壊れた換気扇と取り外します。
取れるんですよコレ、知ってました?
ネジでアパート枠組みにくっ付いているだけですから、ネジ緩めると取れます。
とっても原始的。
たまに、このネジが緩くて、換気扇がしっかりとまっていない場合が有ります。
すると強風吹いている時に風圧で突然外れる事あるんです。
押し込まれるように室内側へ落下します。
キッチン上から換気扇落下です、入居者にしてみれば想定外事例ですね。
以前ある入居者がキッチンで料理していたら換気扇落ちてきて、料理台無しになったって話聞いた事があります。
運悪いっすね、知らんけど。
換気扇にはサイズが有ります
換気扇には大きさが代表的なもの二種類、開口枠が30cmか35cmです。プロペラサイズがそれぞれ25cmか30cmです。
ほとんどの物件がいずれかなので、弊社ではどちらもストックしてあります、用意しておけばその場ですぐ交換出来ますからね。
今回は30cm枠でした。
さて新品換気扇を取り付けます。
最初に本体を開口枠へ取り付け。
本体上部にネジが二つ付いていますので、それを手でひねれば付きます、工具が必要有りません。
本体付いたらプロペラ、カバー取り付けます。
最後にコンセントに電源差し込んで、試運転して完了です。
綺麗な換気扇を見ると気持ちが良いですね。
次に入居する方も丁寧に使ってもらいたいです。
換気扇を使う頻度は人それぞれ
入居者の方々の、キッチン換気扇を使う頻度など千差万別。
通常はキッチンを使っている時に回すものと思いますが、いえいえ年中回している方もいらっしゃいます。
明らかに留守だろうという時も換気扇を回している方います。なんで?
そんなに室内悪臭なのか?湿気がこもるのが嫌なのか?
電気代もバカにならんだろう・・・。
浴室やトイレよりも大きいキッチンの換気扇は、それらより電気を食います。
普通に使っていたら、そんな簡単には壊れない換気扇です。
賃貸に暮らしている方で、換気扇を普通に使っていて壊れたら、通常はオーナー側持ちで修理交換をしてくれるはずです。
その為にも、普段は丁寧に使って、たまには掃除をするなどのメンテをしてください。
以上キッチン換気扇の交換方法でした。
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