10年前は考えられなかった、インターネット無料賃貸物件。いや10年前にも存在はしていたでしょうが、一般的ではありませんでした。
今やどうでしょうか、調べたわけではありませんが、弊社のある東海大学前周辺の賃貸物件に限ってみれば、感覚的に2割くらいはインターネット無料の物件になっているような気がします、もっと多いかもしれません。
オーナー様向けに、インターネット無料物件とはいかがなものか、ご興味ある方もいらっしゃると思うのでお伝えいたします。
費用は以前よりかなり安くなりました
以前は導入にかかる費用が高く、現実的ではありませんでした。
都心の賃貸物件などそもそも家賃設定が高い物件ならば、付加価値として十分商品として成り立ちましたが、東海大学前界隈の賃料帯では家賃転嫁も甚だしく、空室リスクを考えるととてもおすすめできる商品ではありませんでした。
それが数年前からグンと費用が安くなり、空室リスクへの対処方の一つとして、費用対効果が十分見込めると、導入が広がりました。
インターネットの費用負担はオーナー様です
物件単位でインターネットを導入します。現在入居しているかいないかは関係ありません。
イメージとしては、一戸建ての住宅に各お部屋インターネットが使えるようにするようなものですかね。
費用は一戸あたり単価いくらという計算をする会社が多いです。大型の戸数の多い物件の方が単価が安くなり導入しやすくなります。
一棟まるまるで契約するので、空室でも費用が発生してしまいます、それがリスクとしてあります。
物件全体の収益からの経費としてお考えください、固定費となりますので、賃貸経営の中で負担が首を絞めないようにしたいところです。
また一度契約するとなかなか解約ができません、なぜなら入居中の使用者がおり、その方々への対応が難しくなるからです。代替案などを提示するなど煩わしい処理をしなくてはならないと想像できます。
今後の話で、弊社でもまた解約するとなった物件は有りませんが、ちょっと気になっています。
顧客（入居者様）満足という目的達成の為のツール
インターネット導入会社それぞれ商品によって、回線スピードや他サービスが違います。
入居者側にしてみれば、回線の早いものの方が良いに決まっておりますが、だいたいスピードと費用は正比例しており、オーナー様側としてはそのへんをご理解していただきたいのです。
安い高いだけで判断されると、利用者である入居者様の満足度という、そもそもの目的達成に至らない場合もあります。
また、中には既に入居者様がご自身でご契約をしているネット回線が有り、それの解約の煩わしさ、または商品として上位にあった場合など、オーナー様側で導入をしてもそれを利用していただけない、などの可能性もあります。
わたくしの意見としては、導入は空室対策のひとつとして利用する、それが主な目的だとご理解していただけると良いかと思います。
導入した結果の効果は？
弊社のある東海大学前界隈では、当然ながら入居者様は学生様が大多数です。
今の学生様にはネット環境が無いことは考えられませんので、スマホなどの利用もありますが、やはり住んでいる部屋でのネット回線はあるべきものの一つとなっています。
家賃への転嫁などで家賃が上がってしまえば、また話は別ですが。純粋に入居率は上がっております。
お部屋探しの条件として「インターネット無料物件」というお客様も多数いらっしゃいます。
ターゲットとしてそのような方を囲い込むことができます。
日進月歩のインターネット環境
ISDN、ADSL、光回線・・・最近はNURO光ですか？
わたくしも決して苦手ではない分野ですが、ついていくのが大変です。
仕事柄、インターネット回線が入居者様にどのように提供できるか、いろいろ考えることがあります。
オーナー様にもご理解いただき、サービス提供となるのですが、なにせ現在の環境が5年経てば時代遅れです。
ソフト面ならアップデートすれば済むのかもしれませんが、ハード面である物件への導入工事や掛かる費用などを考えると、意味の無いものに費用は掛けられないと、オーナー様の立場ならば当然です。
むやみやらたに導入して、結果費用対効果が得られなかったなど悲惨です。
市場の動向や顧客（入居者様）のニーズなどをいろいろ考慮にいれて、今回のインターネット無料導入もそうですが、オーナー様に賃貸経営のアドバイスが出来れば良いと思っています。
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